■2004年7月23日
棟が上がりました。
E棟を除いて、A棟、B棟、C棟そしてD棟の4棟すべての棟が上がりました。もっとも早く工事が進められたD棟は、すでに屋根の上に瓦がのりました。ここ「大針ビレッジ」にも「自然素材生活館・和合倶楽部」と同じパールホワイト和瓦が採用されています。パールホワイト和瓦は、その美しい外観だけでなく、厳しい日本の夏をできる限り機械力に頼らない住まい方を目指すうえで、大きな効果を発揮します。このことはすでに「和合倶楽部」で確かめられています。無垢のスギ野地板の上には厚さ50ミリの炭化コルクが敷き詰められ、その上をルーフィングシートが覆います。そして瓦桟の上に熟練の瓦職人によってパールホワイト和瓦が葺かれていきます。屋根の上には、美しく光る薪ストーブの煙突も見えますね。なんと「大針ビレッジ」には全部で5台の薪ストーブが設置されています。「大針ビレッジ」は四季それぞれに「人と自然が響き合うくらし」を楽しむための仕掛けやこだわりがたくさんあるのです。

▲D棟
土壁が塗られています。
E棟では早くも「土壁」が塗られています。優れた調湿性能を持つ「土壁」こそ日本の気候風土にもっとも適した工法だと、私たちは考えています。「土壁」は「高密度高断熱」の工法と対極をなすものです。「木と土と紙の住まい」こそ、少し前まで日本人が当たり前に手にいれていたやすらぎやくつろぎを与えてくれるでしょう。本物の自然素材と伝統の技法によって作られていく「大針ビレッジ」は、自然素材生活を目指すあなたにとって「ここにしかない自然素材・賃貸住宅」です。完成が待ち遠しいですね。
▲E棟、土壁内部の竹小舞(たけこまい)
竹小舞(たけこまい)とは
木造在来工法の壁などの昔からの下地材料で木材間に組み渡す竹のことです。古来から伝承する、「小舞壁」とは、小舞下地に荒塗、中塗、上塗をして土壁として仕上げたものを言います。
2004年4月7日
▲大針中央公園の桜
近くの公園にも桜が咲き誇り、大針ビレッジも春真っ盛りです。
でも、残念ながら大針ビレッジはいま造成、RC工事の真っ盛り。だから、こんな風景となっています。
▲RC工事真っ最中の大針ビレッジ
480坪の緩やかな傾斜地に、戸建て住宅3戸が南側公道に面して配置されています。3戸の中でRC部がもっとも高く見えるのが、一番東に配置されたC棟です。RC部の下には、車庫スペース(3台収納)とトランクルームスペース(2室)が作られています。
▲D棟のRC部を南側から撮影
一方、こちらの写真は、D棟のRC部を南側から写したものです。このRC部の上には、俗に「ニコイチ」と呼ばれる構造で、D棟1号室とD棟2号室が建築されます。どちらも地元の天然木と土壁をふんだんに用いた「伝統木造建築」による住宅です。その品質の高さは、完成間近い「自然素材生活館・和合倶楽部」で確かめることができますから、是非一度お訪ね下さい。D棟RC部の下にも、車庫スペース(6台収納)とトランクルームスペース(6室)が作られています。
D棟の東側には、4戸が少しずつ雁行して構成される大変美しいE棟が建てられますが、造成と基礎工事がいよいよ始まります。
造成・RC工事がすべて完了するのは、5月中旬ごろとなります。その頃には「ビレッジ便り」を更新しますので、また立ち寄ってみてください。

2003年12月19日
▲地鎮祭の様子
12月18日(木)午前11時から「大針ビレッジ」敷地内で地鎮祭が行われ、建設工事が始まりました。
工期はおよそ1年で、外溝工事を含む完成引渡しは2005年2月末となる予定です。
建物は、全てスギ、ヒノキなど地域の無垢材、土壁などの自然素材をふんだんに使った「自然素材住宅」で、トピックス株式会社の自社賃貸住宅となります。その品質の一端は、東郷町和合で現在順調に建設が進められている「自然素材生活館・和合倶楽部」(2004年4月開業予定)で確認することができます。
「大針ビレッジ」は、賃貸住宅というハードウェアの提供だけでなく、「都会の中の邑(むら)生活」というライフスタイルを「自然素材生活館・和合倶楽部」と一体的に提唱、提案しながら、「自然と人が響きあう暮らし・自然素材生活」を楽しむために必要なさまざまな商品や、サポート&サービスも提供していく考えです。価値観を共有する住民同士の緩やかなコミュニティーでの暮らしを通して、今ではすっかり失われてしまった良き時代の日本人の暮らし方や住まい方を取り戻したいと考える人々には、非常に希少で価値ある賃貸住宅となることでしょう。
今後、大針ビレッジの建設進行状況や募集ガイダンスなどは、「大針ビレッジ」コーナーや、ここビレッジ便りで逐次情報をお伝えしていきますので、ぜひチェックして下さい。