花火を見に行くのが好きで、せっかく行くならお気に入りの浴衣で行こうと反物から仕立てた。
仕上がったばかり浴衣で矢田川の花火を見に行ったらば、到着10分後にゲリラ雷雨に会い 白い浴衣が真っ黒になった。
ずぶ濡れになって帰り、すぐ洗ったのだが汚れは取れず、1度着ただけの浴衣はそのままお蔵入りとなってしまった。

十数年前の話である。

というわけで浴衣には苦い思い出があり、しばらく着ていなかったが、今年なぜか着たくなり買いに行った。
仕立てるのは時間がかかるし、もう新品でなくてもいいやと思い、古着屋で探した。

古着と言っても しつけが残っていて着ていない「新古品」もたくさんあるのだ。

ほぼ新品で買ってきたのがこれ。

もう白いのは懲りたので涼し気な青にした。
蝶柄は前からいいなと思っていた。

某有名デザイナーの作だった。

そして価格がすごい。

800円!

数十年前反物から仕立てた時の100分の1だ。

 

早速着て花火大会に出かける気はなくて、実は寝巻として使いたくて探したのだ。
昔は着古した浴衣を寝巻にしていたそうだ。

旅館に泊まった気分になれると思って着ていたが、それも梅雨くらいまでだった。

連日の熱帯夜のおかげで暑くてたまらん!
秋風が吹くころにはもう着ないだろうから 結局着たのは数週間だったな・・

安かったから それでもいいやと思えるのだった

 

※今回は管理人が担当しました